最近、私の友達で、学校に入り直して転職した子がいます。彼女の小さい頃からの夢であった、看護師になったのです。
彼女は高校を卒業して、看護や医療とは無関係の大学を卒業し、就職。
それでも、夢をあきらめきれなったのか…三十代で看護の学校に入り直し、看護師資格を取って病院に就職しました。
それだけかなえたい夢を持ち、その夢に向かって変化を恐れずに挑戦すること、ただただすごいなと思いました。
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同じ夢を持って努力しても、夢がかなう人とかなわない人といます。
持っている運? そもそも備わった才能? その違いは何だろうと思ったことはありませんか。
最近の脳科学によると、夢がかなう人とかなわない人の違いは「脳」にあるのだとか。
夢をかなえる人は「夢がかなう脳」を持っているらしいのです。
脳のつくりは生まれつき決まっているものではなく、自分でつくり変えていくことが可能な部分なのだとか。
確かに「○○をすると前頭前野が発達する」とか、「変化することができる」というような話は聞いたことがあります。
では、どうすればつくり変えることができるのでしょうか?
大事なのは「イメージすること」だそう。
たとえば、「ピアニストになりたい」という夢があるのならば、「ピアノが上手に弾けるようになりたい」と真剣に思い、イメージするのです。「自分には才能がない」「音楽は苦手」と思うと、脳はなんと「ピアノに必要な才能は伸ばさなくてもいい」と勝手に判断してしまうのだそうです。
つまり、「私はピアノが上手になる、やっていないからまだできないだけだ」と考えれば、脳は成長のために発達してくれる、というのです。
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そして、脳をつくり変える際、注意したいことがあります。脳の成長を阻んでしまう、良くない習慣というものがあるというのです。
日常的な動作の中に、それらは潜んでいると言います。
右手ばかり使う
右脳は感情、左脳は理性をつかさどっている、という話はよく知られていますよね。厳密に言うと、右脳は「非言語」、左脳は「言語機能」の働きを持っています。右脳が情報を取り込み、左脳が言語処理をする、という流れで情報の調和をはかっていると言われています。
左手を使うと右脳が、右手を使うと左脳が発達します。つまり、右手を使ってばかりいては左脳ばかり発達して、右脳が未発達のままだと言うのです。
右利きの人は意識しないと左手を使うことはありませんよね。
そんなときには、左手(利き手でないほうの手)で歯磨きをすると、右脳の活性化に役立ちます。これなら取り入れやすそうですよね。
運動を室内ですませる
運動することは体に脳にもとてもいいことです。体を動かすことで脳も活性化し、行動力やモチベーションアップにもつながります。
しかし、「室内で運動」と「屋外で運動」を比べると、脳にとっては大きな差があると言われています。
脳は、刺激があると成長するという特徴があります。
例えば、室内の機械でランニングをするより、屋外を走るほうが景色が変わって視界からの刺激があります。音や匂いなどの変化も感じられるでしょう。
同じように体を動かすなら、室内より屋外のほうが脳の成長にとっては断然よさそうです。
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脳の成長スピードは人それぞれ。夢をかなえたい!という思いの強さや、考えている時間の長さも関係するそう。
つまり、「毎日夢のことを考え続ける」ということがとても大事なんですって。毎日繰り返し考えことで、脳はできるだけ早く成長しようするらしいのです。
夢がかなうチャンスが舞い込んでくるそのときのために、日ごろから「夢をかなえられる脳」にしておくことが大事。チャンスを逃さないために、日々訓練をし続ける必要があります。
大きなことは毎日はできませんが、ちょっと外を歩いて運動するとか、いつもと違う動作を取り入れてみる、というくらいであれば私でもできそう。
夢をかなえた友人を見て、「自分は無理」と決めつけてしまうのはまだ早いかも、と勇気をもらったのでした。
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