「来週、文フリに行ってくるよ~」
友人からのLINEに、そう書いてありました。
文フリ=文学フリマのこと。
友人は、以前から文学フリマに一般来場者として参加していました。
今回はスタッフとして遠征してくるようです。
文学フリマとは
ところで、文学フリマってご存じですか?
私はその友人からイベントの概要は聞いたことがあったり、またブロガーさんの記事で取り上げられたりしていて、なんとなくは知っていました。
ただ、参加したことはありません。
改めて、文学フリマについて調べてみました。
文学フリマとは、「作り手が『自ら〈文学〉と信じるもの』を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会」のこと。(文学フリマ公式サイトより)
小説や詩、エッセイはもちろん、俳句・短歌・評論・ZINEなどさまざまなジャンルの文学作品を、作り手自らがその場で販売するイベントです。
※ZINEとは:個人やグループが、自主的に出版する気軽な発行物のこと。同人誌と比べてより自由な形態の冊子であることが多いです。
出店形態はプロ・アマ、個人・団体を問いません。会社やサークル、同人会の参加もOK。出店者の年代も10~90代(!)と幅広いですね。
現在、南は九州から北は北海道まで、全国8カ所で年9回、開催されているイベントだそうです!
文学フリマの特徴
文学フリマの特徴を挙げるとすれば、なんと言っても「さまざまなジャンルの作品の作り手が集まり、自ら販売する」ところではないでしょうか。
こんな人が書いたのだな…と実際に作者を目の前にして、作品を手に取り、作品を味わうことができるのです。
そして、作者や編集者とその場で話をすることもできます。作り手と読み手の交流ができ、新たなつながりが生まれるかもしれません。
文学フリマを楽しむには
文学フリマ、一般来場者(客)としての参加には、事前予約などありません。(入場料は開催回や場所によって異なります。入場無料の場合も!)
会場内には出店者のブースと、見本誌コーナーがあります。
時間に余裕のない方には、見本誌コーナーで先に作品をチェックするのがおすすめ!
見本誌に貼ってあるラベルを見て、気になる作品のブースを訪問することができます。
さらに念入りに準備しておきたい場合は、文学フリマWebカタログを利用してみましょう。
出店者や作品情報を事前に閲覧しておくことができます。キーワードやカテゴリー検索にも対応しているので、効率よく探すことができそうですね。
もちろん、当日会場では紙のカタログも無料で配布されます。
文学フリマに出店するには
文学フリマで作品を買って読むのだけでは飽き足らない、自分も出店してみたい!
もし自分も何らかの作品の作り手であったなら、そのように感じることもあるかもしれません。
出店するにあたり、特に資格などは必要ありません。
自分の作品を誰かに知ってもらいたい。
自分の作品を発表する場がほしい。
自分の作品が売れるかどうか実力を見てみたい。
このような理由で出店される方が多いようです。
何度も出店される方もいるようですが、ほぼ半数は出店が初めてという方なのだとか。
出店するための流れは、以下の通りです。
①出店申込、出店料支払い
②作品制作、Webカタログエントリー
③宣伝、当日に向けた準備
④開催当日
※出店は開催回により抽選になる場合があります
出店が決定したら、注意点や搬入などについての説明が書かれた出店案内が送付されます。
初めての出店でも、安心して参加できそうです。
文学フリマに行ってみたい!
文学フリマ、文芸部だった私には大人の文化祭みたいで魅力的!
公式サイトを見てみただけでも、すっかり行ってみたくなってしまいました。
お近くで開催される際には、ぜひ参加されてはいかがでしょうか?
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