「最近、顔にシミができた気がする…」
先日のこと、夫が右頬を見せながら話しかけてきました。
「ほら、ここ」
夫の指さすあたり、頬の一番高い部分に、うっすらとではありますが、確かにシミが見えました。
「うん、シミだね」
私が言うと、「やっぱりか…」となんだかショックな様子。
夫は、男性にしてはうらやましいくらいに色白なので、薄いシミでも目立ちやすいようです。
とは言え、たいして手入れをしているわけではないし、外を回ることも多く車の運転もするので、シミができても何もおかしくはありません。
鏡を見ながらショックを受けている夫…そこで耳を疑うような一言を発しました。
「毎日きちんと顔洗ってるのに…」
「???」
「ちゃんと顔を洗ってれば、シミって取れるんじゃないの?」
「ええっ?洗顔は大事だけど、シミは取れないよ!」
「そうなの?シミが取れると思って毎日洗顔してたのに…」
どうやら夫は、シミは頑固な顔の汚れみたいなもので、洗顔料で洗えばいずれ落ちるものだと思っていたよう…。
そうでないことを知った夫はびっくり。
いや、むしろ、洗顔でシミが落ちると思っていた夫に私はびっくりでしたが。
スキンケアに興味のない男性って、こんな感覚なんですかね?
そもそもシミとは
というわけで、そもそもシミとは何か?というところから夫に説明することに。
シミとは、皮膚の奥で作られる黒色メラニンという色素が蓄積し、沈着したもの
シミは肌の表面の汚れではなく、色素が沈着したものです。
洗って落ちるものではありません。
シミの原因
シミは洗顔で落ちるものではない、ということは理解できた夫。
「じゃあどうすればいいの?」
という問いに、
「まず日焼け止め」
と答えると、
「え?原因は日焼け?」
と、また私にはびっくりする答えが返ってきたので(知らんかったのか…心の声)、シミの原因についても説明することに。
シミの原因①紫外線
シミの大きな原因のひとつは紫外線です。
肌が紫外線を浴びると、メラノサイトというところからメラニンという色素が生成されます。
通常、メラニンはターンオーバー(肌の新陳代謝)により排出されますが、ターンオーバーで追いつかないほど大量の紫外線を浴びたり、またターンオーバーが正常に働かなくなっていると、排出されずシミになります。
シミの原因②ニキビや傷あと
ニキビや傷など、肌に刺激や炎症が起こったときも、メラニンが過剰に生成されます。
その結果、排出されずに蓄積され、シミになってしまいます。
このタイプのシミは、時間が経つと徐々に薄くなることが多いです。
シミの原因③ホルモンバランス
左右両方の頬に大きめのシミができた場合、女性ホルモンが関係していることも。
30代以降の女性に多く、妊娠を機に誘発されることが多いです。
高齢者にはほとんど見られないタイプのシミです。
その他のシミの原因
その他の原因として、遺伝や病気、大気汚染やストレスなどによる活性酸素の影響の可能性もあります。
シミの対策と予防
洗顔だけではシミは落ちません!(しつこい)
では、具体的な対策と予防はどうすればいいのでしょう。
対策と予防①紫外線を防ぐ
シミの大きな原因は紫外線なので、紫外線を防ぐことは最も重要です。
日焼け止めを使うことはもちろん、日傘や長袖の服などで遮断しましょう。
目からも紫外線は入ってくるので、サングラスをかけるのも有効です。
対策と予防②適切なスキンケアをする
肌にあったスキンケアをすることで、肌状態が良くなりターンオーバーも正常になります。また、ニキビや肌荒れも防ぐことができるので、シミの予防にもなります。
こすらずしっかり保湿することを心がけましょう。
対策と予防③ビタミンC、Eを取る
血行を促進したり抗酸化作用のあるビタミンを取ることも、シミ予防に役立ちます。
ブロッコリーやいちご、ナッツ類やアボカドなどを、積極的に取りましょう。
◇◇◇
「わかった。じゃあ日焼け止めを塗る」
これまでさんざん紫外線を浴びまくっている夫の肌。
正直、日焼け止めを塗るだけでシミが薄くなることは考えにくいです。
でも、そんなことを言うとまたショックを受けそうなので、
「それがいいよ!」
とだけ言っておいた私なのでした。
コメント