朝から雨がしとしと。空はどんより曇っていて空気も冷たく、今日は一日雨の予報。
こんな日は、いつも以上に朝起きるのがつらく、なかなか布団から出られません。
それでも目覚ましは根気よく起こすのを手伝ってくれ、えいや!っと布団から出て立ち上がると、起き抜けから頭痛が。
そう、今日は雨の日。
「雨が降っている日は頭が痛くなる」
「天気が崩れる前日あたりからなんとなく頭痛やめまいがする」
こういう話、聞いたことありますよね。悩んでいる方も多くいらっしゃるのでは。
これらはいわゆる「気象病」の症状。
私は雨など気圧が変化するとき、またはその前日あたりから頭痛がすることが多いです。学生の頃から肩こりもひどくて、「私は頭痛持ちなんだ」と思っていましたが、あるとき、原因は肩こりだけでなく天気も関係していると知ってビックリ。初めて知ったときは、目からウロコでした。
「気象病」の症状はどんなもの?
気象病というのは、気象・天候の変化によって症状が出現することや、疾患が悪化することの総称です。「気象病」という病名があるわけではありません。
主な症状は、頭痛・食欲不振・めまい・吐き気・腰痛・肩こり・自律神経の乱れなど、さまざまです。
喘息やリウマチなどの持病がある人はその疾患が悪化したり、気分の落ち込みなどメンタル面で不調が出る場合もあるよう。
いずれも、症状が出現するメカニズムはわかっていない部分も多いですが、
・気温や湿度の変化によるストレスのため
・気圧が低下することにより血管が拡張するため
などと言われています。
私の気象病の症状は…
雨が降ると頭が痛くなる、と書いたように、私の症状は頭痛が一番大きいと思います。
他にも出やすい症状は、
・肩こりがひどくなる
・不眠や過眠傾向になる
といったところでしょうか。
気象病対策おすすめ3つ
気象病は原因もわかっていないことが多いので、気象病の症状がある人には全員これが効く!という方法はないようです。
ただ、誰でも簡単にできる対策はあります。
規則正しい生活をする
そんなの当たり前じゃん!と思いそうですが、この当たり前が実はとても大切。
朝起きて太陽の光を浴び、夜は遅すぎない時間に就寝することで、自律神経の働きが正常になります。気象病は自律神経の乱れと大きく関わっているので、心当たりのある人はまず、ここから見直すと良さそうですね。
ストレスを溜めないようにする
自律神経はストレスとも深く関係しています。適度なストレスは必要ですが、過度にストレスがかかると自律神経が乱れて、気象病の症状も出やすくなります。
長めの半身浴やストレッチは、リラックスできるだけでなく血行を良くする効果もあるので、気象病対策におすすめ。
「痛み日記」で症状を見える化する
症状を見える化って何?と思いますよね。これ、意外と大事なんです。
「気象病かも」と感じている人は、天気と症状を記録しておくことで、体のリズムや、天気の変化と症状の関係が見えるようになります。
「雨の前の日に痛みが出やすいんだな」など自分の症状の特徴がつかめてくると、対処がしやすくなったり、仕事の負担を減らすなど生活の調整もしやすくなったりします。
気象病とつきあうには
おすすめの3つ対策をご紹介しました。
とは言え、どうしても寝不足になることはあるし、仕事や家事で日常生活にストレスはつきもの。天気と痛みを記録しても、そもそも天気予報が当たらないことだってあるし…。
でも、実はこのように「できない」「治らない」「また痛くなる」と考えて不安になることも、ひとつのストレス。
「痛くなってもこの対処法があるから、何とかなる」
「痛み日記をつけているから、不調をコントロールできるかもしれない」
と、気楽に構えることも大事なように思います。
天気はどうしようもないものですから、うまくつきあっていく方法を探れたらいいですね。
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