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やっぱり痛い?どのくらい腫れる?~親知らず抜歯体験記~

ついに、このときがやってきました…。

先日、歯医者さんに定期受診に行ったときのこと。
「そろそろ抜いたほうがいいですね」
物腰の柔らかい男性の院長先生が、私の口をのぞき込んで言いました。

「右の下の親知らずが、横の歯を圧迫しています。そろそろ抜かないと歯周病になってしまう可能性もありますけど、どうしますか?」


圧迫…歯周病…恐ろしいワードが並びます。医者にそう告げられたら、抜くよりほかありません。
「わかりました。お願いします、抜いてください」

私の親知らずは真横を向いて生えており困難な抜歯であるため、院長先生でないとできなかったり、処置に時間がかかったりするそう。
約1か月後の抜歯予約を取り、受付で説明を受けて帰宅しました。
「やっぱり痛いのかな…大人になって歯を抜いたことなんてないし…。
ごはんは食べられるのだろうか…待って?仕事は行ける?」
家までの道すがら、不安がどんどん押し寄せてきました。

◇◇◇

帰宅して、夫に親知らずを抜歯することを報告しました。

「というわけで抜くことになったよ。めっちゃ怖いよ…」
「ふーん。俺親知らず抜いたことないからわからないけど、確かにすごい痛いとか聞くよね。
そういや職場の先輩が抜歯してたけど、痛み止めが切れたら眠れなかったって言ってたな」
「そんなに痛いの?ますます怖くなってきた…」
「ま、なんとかなるだろ。腫れてもマスクしとけばいいじゃん」

励ましてくれているのか何なのか…。と言っても、過剰に不安になっても仕方ないですし、私が事前に何かできるわけでもないので、当日まではいつも通り過ごしました。

◇◇◇

そしていよいよ、親知らず抜歯当日。
予約は14時半。ドキドキしながら歯医者さんへ向かいました。

診察室に通され、先生から改めて説明を受けます。
「麻酔して歯茎を切開して、親知らずを抜きます。
痛みが出たら遠慮なく左手を挙げてくださいね。では始めます」
口を開け、顔にタオルをかぶせてもらい、いよいよ開始!

始まってしまったら、すべて先生にお任せして、もうまな板の上の鯉になるしかありません。
(今度の休みは何をしよう)
(スタバの新作フラペ、いつ飲みに行こうかな)
処置の間、できるだけ楽しい妄想をしながら過ごそうと決めました。
(帰ったらご褒美にパルム食べよう…!)

しかし、楽しい妄想も限界が近づいてきます。
(うう、口を開けているのがつらい…)
そして時折、先生が
「えっ…?あれっ…?」
など、不安な言葉を漏らすではありませんか。
(え、ちょっと何があったの?怖いんだけど!)
こころの中で叫びつつ、しかし私はただ口を開けておくよりほか何もできません。

ゴリゴリ、ギーギー、シュッシュッ…
鳴り続ける機械の音。もう楽しい妄想などどこか遠くへ行ってしまいました。

口を開けて、ただ無事に終わりが来るのを待ちます。
私は口を開けておけばいいだけだから…先生が頑張ってくれているはずだから…信じて待つしかない…。
麻酔が切れて痛みが強くなり、何度か挙手してアピールし、また麻酔を打ってもらってギーギー…。

「はい、お疲れさまでした。うがいしていいですよ」
やっと診察室から解放され、待合室に戻ると時刻は17時。なんと2時間半近くもかかっていました。

◇◇◇

帰宅してしばらくは麻酔が効いていたせいもあり、「こんなものか~」と夕飯の準備などしていたら、時間の経過とともにだんだんと痛みが。
そして長時間口を開けていたせいもあり、顎も疲れていたことがわかりました。

「2時間半もかかったよ~痛い~」と夫に報告すると、げらげら笑いながら
「出産?」
と言われる始末。
(※一般的な親知らずの抜歯は15~30分程度だそうです)

結論。
①親知らず抜歯は大変痛い
②数日は腫れる

これから抜歯を予定しているみなさん。やっぱり抜歯は痛いです!

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