先日、人生で初めて親知らずを抜歯しました。
いやあ…痛かった。ものすごく、痛かった。
昔は定期的に歯医者に通って、検診とクリーニングをしてもらっていたのですが、この数年は何か不具合が起きないと行かなくなってしまい。
娘が生まれてからつい、自分のことは後回しになって…って、何事も予防が一番大切、何よりコスパが良い、なんていうので、良くないですね。
そんなこんなで、親知らずが存在を主張し始めたのをきっかけに、この数カ月歯医者へ通っています。
歯医者で言われたショックな一言
親知らずを抜歯するにあたり、他の歯や歯茎もチェックしてもらいました。
全体のお掃除後、歯科衛生士さんから次のようなコメントが。
「全体的にきれいです。歯磨きはよくできていますね。
ただ、歯茎が結構薄いので、出血しやすいですね」
幼いころ、親から「歯磨きをサボると三十代で総入れ歯になるぞ!」と半ば脅すように口うるさく言われていたので、どんなに時間がなくても、眠くても、食後と寝る前の歯磨きは欠かさずにする習慣があります。(おかげで三十代の今、まだ総入れ歯にはなってません…多くの方がそうだと思いますが…)
なので、あまり虫歯になったこともなく、なんとなく歯に自信があったのですが。
ついに歯茎を指摘されてしまいました。
歯磨き粉のコマーシャルなんかでもよく言いますよね、
「大人のハグキケアに」
とか
「弱った歯ぐきを強くする」
とか。
私もその「ハグキケア」の段階に来てしまったか~と、ちょっとショックでした。
なぜ歯茎は弱ってしまうのか?
ところで、なぜ歯茎は弱ってしまうのでしょうか?
歯茎が弱ってしまう原因はいくつかあるようです。
原因①:歯周病
歯周病になると、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かされてしまいます。
この骨が減少すると、歯茎が下がり、弱っていくようです。
原因②:加齢
歯茎の60%はコラーゲンでできています。
加齢によりコラーゲンが減少することで、肌のハリが失われるように歯茎が下がってしまうのです。
また、歯周病菌による炎症も、コラーゲンを減少させる要因になります。
原因③:間違った歯磨き
ゴシゴシと力強く磨く、歯の表面だけしかブラシが当たっていない…など、間違った歯磨きは歯茎を弱らせる原因になります。
間違った歯磨きで歯と歯茎の間に汚れが溜まると、歯周病になりやすくなり、歯茎が弱っていく原因になります。
自分でできる対処法・予防法とは
では、具体的にどのようにケアしていけば良いのでしょうか?
寝る前の歯磨きの徹底
寝ている間は歯を守ってくれる唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすくなります。細菌が増えると歯周病になりやすくなるため、寝る前の歯磨きは徹底して行うことが大事です。
適切な歯ブラシを選ぶ
歯磨きで汚れをしっかり落とすには、歯ブラシ選びも重要。
痛くない・使いやすいと感じるものでOKですが、奥歯までしっかり磨ける、柔らかい毛のコンパクトヘッドのものがおすすめです。
ビタミンやミネラルを摂取する
歯槽骨に必要な栄養素をしっかり取ることも大事です。
コラーゲン生成に必要なビタミンCやその他ビタミン類、骨を強くするカルシウムなどを意識的に摂取することで、歯の健康にもつながります。
◇◇◇
ちなみに、歯科衛生士さんが教えてくれた方法としては
「歯茎のマッサージ」
がおすすめとのことでした。
歯磨きをするときに、指や歯ブラシでやさしく歯茎をマッサージすることで、歯茎に適度な刺激が伝わり、歯茎が強くなるそうです。
簡単にできそうですよね。
歯は抜けたら戻ってきませんし、コスパを考えると一番は予防すること!
これをきっかけに、歯茎ケアも怠らないで歯を守っていきたいですね。
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