先日、友人と電話で話していたときのこと。
私「最近どう?何してる?」
友人「あー、また何か応募してみようかな~と思ってる」
友人は文章を書くのが好きで、趣味で文学賞などにも応募している人。
これまで応募したエッセイなどのいくつかは受賞作品に選ばれたりと、積極的&実力派な書き手さんなのです。
私「すごいね~。頑張ってるんだ。
次はどんなものに応募しようと思ってるの?」
友人「いかなごのくぎ煮」
私「???
もう一度言って???」
友人「いかなごのくぎ煮」
私「???
いかなごの…」
友人「くぎ煮」
私「???」
友人「いかなごのくぎ煮文学賞っていうのがあって、それに応募しようと思ってる」
いかなごのくぎ煮文学賞…ちょっと待って?なにそれおいしいの?いや、そりゃおいしいよね。いかなごのくぎ煮だもんね。
いやいやそうじゃなくて、どこで「いかなごのくぎ煮」と「文学賞」が結びついたの?
動揺(?)している私を察してか、友人は説明を続けます。
「いかなごのくぎ煮に対する熱い思いを、詩とか俳句、エッセイにしたものを募集している文学賞があるの。
私は小さい頃におばあちゃんがよく作ってくれていて、おいしかったなあっていう思い出があってさ。
おばあちゃんが亡くなってからは食べることがなくなって。
でも、今でもときどきいかなごのくぎ煮を食べるとおばあちゃんのことを思い出すんだよね。っていう思い出をエッセイにして応募してみようと思ってる。
ちなみに、いかなごのくぎ煮は兵庫県の郷土料理なんだよ~」
なるほど、いかなごのくぎ煮という郷土料理を通して、ふるさと愛や地域の思い出などを絡めて文学にする、というコンセプトのようです。
適当にマイナーな料理(失礼)をとりあげた謎の文学賞、というわけではなかったみたい…。
それにしても、兵庫県民以外にはちょっと書きづらそうな内容ではあるものの、ピンポイントなところがおもしろそう。
他にもこんな文学賞やコンペ、あるのかな?
日本最大級のコンテスト情報サイト「登竜門」を探してみました。
コンセプトは「点検・整備に関するユーザーの意識向上」ですって。
確かに、マイカーは壊れてからじゃ遅すぎる。意識向上は大事。
ガソリンスタンドとかに貼られるのかしら。
不都合、不快、不利益な虫…いわゆる「害虫」の、美しい点、有益な点に焦点を当てた作品を募集。
「地球上に住まう人間と生物の在りかたを考え、新しい関係を創造するムーブメントを創出できるきっかけ」となれば、というコンセプト。なるほど…。
それにしても字面のインパクトよ。
入学式の日、制服を初めて着た瞬間のこと、制服を着て通った学校での思い出…制服にまつわる思い出、たくさん出てきそうですよね。
スカート短くして怒られた思い出。
ちなみに学生時代、ルーズソックスは全盛期のちょっと後でした。
えー!歌詞や校章って、今やネット上で公募する時代なんですね。
子どもたちが自分の作った校歌を歌っているなんて、ちょっと想像できないけれど嬉しいでしょうね。
◇◇◇
いやはや、こんなにバラエティーに富んでいるとは。驚きでした。
私も何かチャレンジしてみようかな…制服だったら書けるかな?なんて考えたり。
友人よ、いかなごのくぎ煮の思い出をうまく綴って、素敵な文章になることを願っていますよ~。
参考サイト:「第13回 いかなごのくぎ煮文学賞」の作品を募集します | 神戸 伍魚福 (gogyofuku.co.jp)
コンテスト 公募 コンペ の[登竜門] (japandesign.ne.jp)
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