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私が高カカオチョコレートを食べ続ける理由

チョコレート

年度末で何かとバタバタ。連日の天気の悪さによる頭痛。頭痛でご機嫌ナナメだった私は、これまた仕事でイライラしていた夫と些細なことでケンカ。無駄に夜中まで言い争って寝不足…。

翌日、この寝不足が響いてしんどかったのは夫に言えませんでした…。
自業自得以外の何ものでもなくて、意地を張ってカラ元気を通した私。いや、10年前であれば、これくらいの寝不足はなんともなかったはずですが…。

30代も半ばになると、健康って大切だなと痛感させられることが増えてきました。

しっかり睡眠をとること、ある程度栄養バランスを考えた食事をすること、できるだけストレスをためないこと等々、基本ですがやっぱり大切ですね。このような、土台ともいえることが崩れると体調に表れてくるなと思うようになりました。

中年の切実な悩みを書いてしまいましたが、実は夫も私も、どちらかというと「健康オタク」系の部分があるんです。
例えば、「これは体にいいらしいよ!」と聞きつけた情報はすぐに試してみたことが多々。
ほぼ毎日食べ続けている高カカオチョコレートも、出始めからハマって食べていたり。
「カカオ○○%」のような高カカオチョコレートって、今はいろいろなメーカーからさまざまな商品が出ていますよね。どういう経緯で最初のブームが起こったのでしたっけ。「チョコレートはスーパーフード」なんて謳い文句も耳にした記憶があります。
…もはや何にいいのかすっかり忘れているような気もしますが、とりあえずおいしく続けられているので食べ続けています。

◇◇◇

それにしても「チョコレートはスーパーフード」とは、表現が過ぎているのかな、と思ったりします。

確かに、チョコレートには体にいい成分が含まれています。チョコレートに含まれるフラバノールという成分は「フィトケミカル(植物性化学物質)」の一種で、抗酸化作用や抗炎症作用、血管拡張作用などの健康効果があります。血圧を下げる働きもあります。

…そういえば、最初のブームは「チョコレートを食べると血圧が下がる」というテレビの情報がきっかけだったような?ご高齢の方がこぞって買われていた気がします。

◇◇◇

しかし、「健康や血圧のためにチョコレートを食べるべきか?」というと、どうやらそうではなさそうなのです。

オーストラリアでの研究によると、次のような結果が発表されました。

フラバノールを多く含むチョコレートやココア製品を毎日、少なくとも2週間連続で摂取した場合、健康な人の血圧をわずかに(2㎜Hg)低下させる効果が認められました。

結果を見る限り、2週間とり続けると健康な人には効果があったように見えますが…。

血圧における2㎜Hgというのは測定誤差の範囲内です。実用的な意味はまったくないと言えるでしょう。

なるほど。確かに、「わずかに低下させる効果」は嘘ではないものの、その数値は「実用的な意味はまったくない」程度、だということです。

そして、チョコレート全体から見るとフラバノールの含有量はごく微量。
多くを占めるのは砂糖と脂肪分で、決して「スーパーフード」といえるような食べ物ではないのです。むしろ「食べ過ぎ注意」な食品にカテゴライズされるでしょう。

◇◇◇

チョコレートに含まれるごく一部の成分に関しては、確かに「血圧を下げる」効果はあります。しかし、その効果は大きなものではありません。
むしろ、その効果を期待して食べ続けるより、食べ続けることにより健康を損なう恐れすらあります。

どのような経緯で「血圧を下げる」「健康にいい」ともてはやされたのかは記憶が定かではありませんが、なにか別の意図があってのことだろうな、と想像がつきますよね。

チョコレートそのものは好きですし、薬のような効果を期待して食べているわけではないのですが、調べてみたらなんだかモヤ~っとしてしまった出来事でした。

…とはいえ、そもそも効果を忘れていたくらいなので、これからもきっと食べ続けるんですけどね。

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